マタニティ(妊娠中/産後)
2022.02.02
妊娠中こそ『腸活』を!赤ちゃんにも受け継がれる「腸内フローラ」を育てよう!
マタニティ(妊娠中/産後)お役立ちコラム【妊娠中こそ『腸活』を!赤ちゃんにも受け継がれる「腸内フローラ」を育てよう!】ナチュラルサイエンスのfor Mama & Kids Smileでは、ベビーやキッズ・マタニティ・美容や健康に関する役立つコラムを皆さまにお届けしています。
最近よく耳にする『腸活』という言葉。皆さんは、腸にいいことを何か実践していますか?
妊娠中に新しい習慣を取り入れるのは、ちょっと不安かもしれません。でも、妊娠中の今こそ、腸活の始めどき!腸の状態をよくするメリットはたくさんあり、その好影響は赤ちゃんにも受け継がれると言われています。ぜひ、妊婦さんでも安心の方法で、今日から腸活を始めましょう♪
驚くべき「腸」を整えるメリット
「腸活=お通じをよくする」というイメージの方も多いのではないでしょうか?実は、ほかにも想像以上のメリットがあるのです!
『腸内細菌は消化吸収、腸のぜん動運動を促進することはもちろんのこと、コレステロールや脂質の代謝、さらに病原細菌からの感染防御といった数多くの生理的作用を担っています。 現在では、腸内細菌が肥満や生活習慣病、免疫機能、アレルギー、認知症、がん、老化など にまでかかわっていることが明らかとなっているのです。』
古賀泰裕『アレルギーのない子にするために1歳までにやっておきたいこと15』毎日新聞社.2015.より引用
つまり、腸の調子を整えれば、アレルギー発症の予防も期待でき、肥満や生活習慣病の予防、肌荒れ改善、ウィルスによる感染症の予防などメリットだらけ!からだ全体の健康は「腸」にかかっていると言っても過言ではないかもしれませんね。
妊娠中特有の不調対策にも『腸活』が◎
妊婦さんに腸活をおすすめする理由は、得られるメリットが特に多いからです。
妊娠中は、
① 大きなおなかの圧迫や食事・ホルモンバランスの影響で便秘になりやすい
② 抵抗力が弱まり、感染症などにかかりやすい
③ 肌もデリケートになり、肌荒れを起こしやすい
④ つわりが終わると、食欲増加で体重が増えやすい
といった体の不調が起こりやすいもの。これらを解消するには、腸の状態が非常に大切。さっそく腸活を取り入れて、妊娠中に起こりやすいトラブルを回避しましょう!
妊娠中に「腸」の状態を整えておくことは、赤ちゃんのためにもなります
おなかの中の赤ちゃんの腸内は、実は無菌です。お産の時にはじめてママの腸内細菌にふれて、その後の生活の中で様々な菌に触れて腸内細菌を育てていきます。
つまり、赤ちゃんが最初に触れるママの腸内細菌が赤ちゃんにも影響するということ。赤ちゃんの腸内環境を良くしてあげるためにも、ぜひ妊娠中からの腸活を始めましょう。
そもそも、『腸活』って何をすること?
「腸活」とは、腸内の細菌バランスをよい状態に整えることを言います。
私たちの腸の中には、1000種類もの細菌が100兆個も存在していると言われています。「ビフィズス菌」などはよく耳にしますが、こんなに多くの菌が存在するなんて驚きですよね!
この細菌たちが、腸の中で群れを成しているような状態を「フローラ(お花畑)のようだ!」と例えて生まれた言葉が、「腸内フローラ」です。体の調子をよくするには、この腸内フローラ(つまり、腸の菌バランス)を整える必要があるのです。
理想的な「腸内フローラ」って?
腸のなかのさまざまな菌は、3つのタイプに分けられます。
①善玉菌…体にとっていい働きをする菌(ビフィズス菌・乳酸菌など)
②悪玉菌…体にとって悪い働きをする菌(大腸菌など)
③日和見菌(ひよりみきん)…普段はおとなしいのに、悪玉菌が増えると悪さをする菌
この善玉菌:悪玉菌:日和見菌が、2:1:7のバランスで存在するのが、腸にとって理想的な状態。逆に言えば、このバランスが崩れると、体は不調に傾いてしまうのです。
「腸内フローラ」が乱れる原因は?
腸内フローラが乱れる原因は、バランスの悪い食事や飲酒、生活リズムの乱れ、ストレス、加齢、抗生物質などのお薬などがあります。これらが原因で悪玉菌が増えると、普段はおとなしい日和見菌まで悪さをし…どんどん腸内フローラのバランスが乱れて、腸内環境が悪くなります。
逆に言うと、腸活とはいかに善玉菌を増やして悪玉菌優勢の腸内環境にしないかということが大切です。
善玉菌を増やす方法は、これ!
1.バランスのいい食事を心がける
2.規則正しい生活に近づける
3.なるべくストレスをためない
4.適度な運動をおこなうなど、健康に心がける
妊娠中かどうかに関わらず、すこやかな体調を保つためには当たり前のことのように思えますね。つまり、体のためにいいことは、腸のためにもいいこと。ぜひ今一度規則正しく栄養バランスの取れた食事に気を配りましょう!
…とはいえ、 「規則正しくすこやかな生活って…。それができないから困っているのに…!」とがっかりされた方も多いのでしょうか。特に妊娠中は、つわりや食欲の増加、むくみやおなかの張りなどの体調の変化など、規則正しい生活をしたくてもできないことが多いもの。
そこでぜひおすすめしたいのが、「オリゴ糖」を意識した生活です!
腸活の強い味方「オリゴ糖」
オリゴ糖は、腸内の善玉菌のエサとなってその数を増やしてくれる「プレバイオティクス」の一種です。
腸内の善玉菌を増やすのは、この2種類
▼プロバイオティクス
乳酸菌やビフィズス菌など、腸内にいる善玉菌を摂取できる食品などのこと。
▼プレバイオティクス
善玉菌のエサとなって、腸内の善玉菌の数を増やしてくれる食品などのこと。
「プロバイオティクス」はCMなどで聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?しかし、最近は、「プレバイオティクス」も注目を集めているのです!
オリゴ糖は「プレバイオティクス」の代表格
オリゴ糖は、善玉菌のエサとなる「プレバイオティクス」の一つ。オリゴ糖は、実は普段の食材や赤ちゃんのための母乳やミルクにも含まれています。
オリゴ糖が多い食材例
アスパラガス、ゴボウ、たまねぎ、にんにく、バナナ、はちみつ、きな粉など。
最近注目のオリゴ糖は「ケストース」
オリゴ糖の中でも、「腸活」として特におすすめしたいのが「ケストース」という種類。
「ケストース」は、玉ねぎ、アスパラガスなど身近な野菜に含まれている、これまでも人にずっと食べられてきた、安心の「フラクトオリゴ糖」の一種です。大腸まで届き、ビフィズス菌、乳酸菌等の善玉菌を選択的に増殖させてくれます。大人だけではなく、乳幼児の腸内環境を整えるオリゴ糖としても着目されている成分です!
ケストース入りで、野菜不足も解消!妊婦さんにおすすめの「青汁」
そんなケストースも入って、腸活におすすめなのが、ナチュラルサイエンスの「桑の葉フローラ青汁®」。実は、この青汁にはベビーオリゴ®(ケストース)、水溶性食物繊維、100億個の植物性乳酸菌と「腸活」に欠かせない成分がたっぷり含まれています!
また、厳正な基準をクリアした有機JAS品質の鹿児島産桑の葉を使用。糖質が少なく栄養価は高い桑を贅沢に使用しているから、食生活が乱れがちな妊婦さんの野菜不足解消としても役立ちます!
ノンカフェインで食塩・着色料・香料も不使用、農薬不使用の国産桑の葉を使用するなど、その安全性も魅力。ぜひ一度お試しください♪
おなかから体すっきり&カルシウムの吸収UP!
「桑の葉フローラ青汁®」は、産婦人科での調査で、便秘に悩む妊婦さんの便通改善効果が認められ、学会でも発表されています。
さらに、「桑の葉フローラ青汁®」は、カルシウムなどのミネラルの吸収を高める効果も認められています。カルシウムは、妊娠中は普段の1.5倍ほども摂取する必要があると言われている重要な栄養素。桑の栄養成分であるカルシウムをしっかり摂りながら、その吸収も高められるので、まさに妊娠中にぴったりです♪
ほんのり甘い抹茶風味で大人気!
もともとクセのない味の「桑」と「オリゴ糖(ケストース)」のおかげで、ほんのり甘い抹茶のような美味しさ。手軽に始められる腸活として、ぜひおすすめしたい食品です!お湯や水に溶かして飲むだけでなく、牛乳やパンケーキなどに混ぜたりするのもおすすめです◎
【User’s voice】
インスタで妊婦さんが紹介しているのを見て買ってみました。?青汁は初めてだったのですが、すごくおいしい!毎日飲んでいます♪臨月に入り便秘がひどくなっていたのですが、おかげさまで助かっています!!
(マイめろさん)
妊娠を機に飲み始めました。味がとても美味しく感動しました。飽き性なので毎日続くかわからず1箱買ってみましたが、今は定期購入にしています。牛乳で割って飲んでいますがバナナシェイクにしたりアレンジしながらおいしく飲んでいます。野菜不足が解消され、夫婦で喜んでいます。子どもが生まれたら子どもにも飲ませたいです。
(ohana910さん)
こちらもおすすめ◎ケストース100%の「ママ&キッズ ベビーオリゴ®」
「ママ& キッズ ベビーオリゴ®」は、乳幼児食品規格も満たしている、赤ちゃんからでも飲める栄養補助食品。国産ケストース100%で、腸内の善玉菌のエサとなってその数を増やしてくれます。ほんのり甘いお砂糖のような粉末で、カロリー控えめ&ノンカフェインだから、妊婦さんにも安心です。
つわりがひどくて青汁が飲みにくい、お料理や飲み物の味を大きく変えずに続けたいという方は、「ベビーオリゴ®」もおすすめです。もちろん、「桑の葉フローラ青汁®」と「ベビーオリゴ®」の合わせ使いもOKです!
おわりに
今回は、「腸」の偉大さと、腸活のメリットや方法についてご紹介しました。最近注目されている「腸活」には、便秘対策としてはもちろん、想像以上のメリットがあります。大人も子どもも、腸活をして損はありません。手軽に始められるところから腸活を始めて、すこやかな体を手に入れましょう!
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【引用】
古賀泰裕『アレルギーのない子にするために1歳までにやっておきたいこと15』毎日新聞社.2015.
【参考】
厚生労働省:e-ヘルスネット[情報提供]「腸内細菌と健康」
公益財団法人 腸内細菌学会