マタニティ(妊娠中/産後)
2023.05.25
妊娠中にシミができたり濃くなったりする原因は?妊婦さんのシミ対策Q&A
妊娠中はホルモンの影響により、シミができやすい状態。適切なUV対策やスキンケアをするかどうかで、産後のシミ・そばかすの状況は変わります。今回は、妊娠中にシミが増える原因、おすすめのシミ対策とUVケア方法をQ&A式でご紹介します。
妊娠中にシミができたり濃くなったりする原因は?妊婦さんのシミ対策Q&A
妊娠すると、肌も体も変化していきますよね。「妊娠したらシミが増えた」「妊娠中にできたシミってどうにかならないの?」と悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
妊娠中はホルモンの影響により、シミができやすい状態。適切なUV対策やスキンケアをするかどうかで、産後のシミ・そばかすの状況は変わります。そこで今回は、妊娠中にシミが増える原因、おすすめのシミ対策とUVケア方法をQ&A式でご紹介します。
1.Q.妊娠中にシミができたり濃くなったりするのはなぜ?
A.ホルモンの影響により、メラニンをつくり出す細胞の働きが活発になります。
妊娠中はホルモンバランスが変化します。その影響で妊婦さんの肌では、メラニンをつくり出す細胞「メラノサイト」の働きが活発になります。そのため今まであったシミが目立つようになったり、新しいシミもできやすくなってしまうのです。妊婦さんはいつも以上にシミ対策、UVケアが大切になります。
1-1.ホルモンバランスが変化することで肌も刺激を受けやすくなる
妊娠するとホルモンバランスが変化するのは、体内で女性ホルモンの分泌が増加するため。これらのホルモンには、メラニン色素をつくり出す「メラノサイト」の働きを促進する作用があり、シミができやすくなってしまいます。
女性ホルモンの中には、肌のうるおいバランスを調整する役割をするものもあり、これらのホルモンの量が変わると、肌の水分・油分のバランスも変化します。肌を守る皮脂膜が減少したり乾燥したりするため、刺激を受けやすい状態となってしまうんです。
2.Q.妊娠中に増えたシミは消える?
A.徐々に薄くなることもあるようですが、消えるとはいえません。
妊娠中のホルモンの変化で生まれたシミは、産後2~3ヶ月経ち、ホルモンバランスが落ち着くと薄くなるケースもあるといわれています。
しかし、基本的に一度作られたシミはスキンケアだけで完全に消すのは難しいもの。まずは妊娠中から「シミをつくらないケア」をしていくことが重要です。
2-1.妊娠中は、今あるシミも濃くなりやすい!?
妊娠中に紫外線に当たると、もともとあるシミやそばかすが濃くなる場合もあります。というのも、妊娠中の肌は刺激を受けやすい状態。紫外線ダメージが肌に蓄積すると、シミやそばかすが目立つだけでなく、肌の乾燥やごわつき、くすみなどのお悩みにつながることも…。
新しい肌トラブルをつくらない、今あるお悩みを目立たせないためにも、油断は禁物です。
季節を問わず、日常的に紫外線対策を行うことが大切ですよ。
3.Q.妊娠中はどんな日焼け止めを使ったらいい?
A.普段使いならSPF・PAはそこまで高くなくてOK。妊婦さんの肌に負担とならない低刺激のものがおすすめです。
妊婦さんの日焼け止め選びのポイント
□ 普段使いならSPF・PAはそこまで高くなくてOK
□ 敏感な妊娠期の肌にも安心な無香料・無着色で低刺激のものが◎
□ 肌が乾燥しやすいので、保湿成分たっぷりのものを選んで
□ クレンジング不要で、落としやすいものが便利
SPFは肌の炎症を招く紫外線B波(UV-B)から肌を守る効果を、PAはシミの原因となる紫外線A波(UV-A)から肌を守る効果を表す指数です。散歩や買い物などの日常生活では、SPF15~25、PA++程度のもので十分ですよ。
ただし、日焼け止めは時間が経つと落ちてしまいます。2~3時間おきにぬり直すようにしてくださいね。
ママ&キッズの「UVライトべール」は、SPF23・PA++で日常使いにぴったり。さらりとした乳液タイプの日焼止めで、肌にスッとなじみ紫外線をブロックします。肌へのやさしさにこだわった処方で、新生児から使用可能。赤ちゃんと一緒に使えます。
3-1.UV-Aは春先が最も多い!日焼け止めは一年中ぬってシミ予防を
暑い季節は自然と紫外線に気を付けるものですが、実は春先も注意が必要です。特にシミの原因となるUV-Aの量は、4月あたりから急激に増加します。
この時期は、気温の変化や花粉の飛散といった外的影響により、肌のバリア機能が低下して肌が敏感になりやすいタイミング。温かく過ごしやすい時期でもあるため、スキンケアやUV対策を怠ってしまうこともあるかもしれません。
そのため油断していると、思った以上に紫外線の影響を受けてしまいます。また、紫外線は雲や窓もすり抜けるため、直射日光のない曇りの日や室内でも油断は禁物。日常的に日焼け止めをぬり、紫外線対策をしましょう。
4.Q.シミ対策で他におすすめの方法はありますか?
A.日焼け止めと合わせて低刺激の美白ケア、食生活にも気を付けましょう。
妊娠中のシミ対策は、日焼け止めでメラニン色素を生み出さないケアをおこないつつ、シミを表面化させない美白ケアも効果的です。加えて食生活に気を配り、内側から栄養を補って体の新陳代謝も整えましょう。
普段はそこまでしていないという人も、シミを増やさないようにするため、妊娠中はぜひ取り入れるようにしてくださいね。
4-1.低刺激の美白ケアでシミ予防を
明るい印象の肌をキープするためにも、毎日のお手入れに美白ケアは取り入れたいですよね。ただし美白系のアイテムは、他のアイテムより刺激を感じる場合があります。
妊娠期の肌は敏感になりがちなため、普段は大丈夫でも、妊娠中は低刺激の美白アイテムを使うようにしましょう。
「ママ&キッズ 薬用ホワイトオリゴエッセンス(医薬部外品)」は、弱酸性、無香料、無着色の薬用美白美容液。美白ケアはもちろん、肌にうるおいをプラス。肌バランスを整え、明るくすこやかな肌に導きます。
皮膚刺激テスト(※)をはじめ、いくつものテストをクリア。妊娠中に肌が敏感になってしまったときも使いやすいですよ。
※すべての方に刺激が起こらないというわけではありません。
4-2.内側からシミ対策!食生活のポイント
妊娠中のシミを予防するには、体内からのケアも効果的です。特に意識的に摂取したい栄養素がビタミンC。
「美肌のビタミン」としても知られるビタミンCは、体内でメラニン色素の発生を抑えます。さらに、濃くなったメラニン色素を薄くする働きも認められており、シミ対策にぴったりの栄養素です。
ビタミンCは、レモンやイチゴ、キウイなどの果物や、トマト、ピーマンなどの野菜にたくさん含まれています。
5.Q.妊娠して、普段のスキンケアアイテムでは肌に刺激を感じるようになってきました。
A.低刺激&高保湿のスキンケアアイテムに見直して、しっかりと保湿ケアをしましょう。
シミを肌に定着させないためには、実は保湿ケアもとても大切です。保湿ケアですこやかな肌状態を保つと、肌のターンオーバー機能が正常に働きます。そのおかげで、メラニンがつくられてしまった肌をスムーズに生まれ変わらせることができるので、シミなどを防ぐことができます。
ただ、妊娠中の肌はホルモンバランスの変化で特に乾燥しやすく、刺激に敏感になります。そのため、今までは問題なく使えていたスキンケアアイテムでトラブルを起こしてしまうことも。またこの時期は風でほこりが舞いやすく、花粉やPM2.5など肌への刺激となる要素もいっぱいです。妊娠したら、スキンケアを低刺激で高保湿のものに切り替え、肌バリアを整えましょう。
5-1.肌をやさしく保湿。おすすめは「ママ&キッズ オリゴライン」です
産前・産後もすこやかな美肌を育てるためには、スキンケアで“敏感乾燥肌”の状態を落ち着かせつつ、同時にトラブルをくり返さない肌を育てることが大切です。「ママ&キッズ オリゴライン」は、デリケートに傾いた肌状態を落ち着かせながら、刺激を与えずに肌をうるおします。
おわりに
今回は、妊娠中から気を付けておきたいシミ対策をご紹介しました。
妊娠すると、ホルモンバランスの変化によってシミができやすくなり、すでにあるシミは余計に濃くなることもあります。加えて肌が乾燥したり、敏感になったりしてしまうことも…。
シミの悩みを解決するには、どんな季節でも「UVケア」「美白ケア」「保湿ケア」の3点を意識することが大切。低刺激で肌のうるおいを保てる日焼け止めと、美白ケアアイテムを用意し、適切なシミ対策を習慣にしていきましょう。