マタニティ(妊娠中/産後)
2016.06.30
おなかのベビーもすこやかに♪妊婦さんの夏の感染症予防のポイント
マタニティお役立ちコラム【おなかのベビーもすこやかに♪妊婦さんの夏の感染症予防のポイント】ナチュラルサイエンスのfor Mama & Kids Smileでは、ベビーやキッズ・マタニティ・美容や健康に関する役立つコラムを皆さまにお届けしています。
おなかのベビーもすこやかに♪妊婦さんの夏の感染症予防のポイント
夏は体力も抵抗力も下がりがちな妊婦さんにとって、体調の管理が難しい季節。妊娠中の感染症は、母体だけでなく胎児にも影響することがあります。しっかり感染症予防を心がけましょう!
夏に流行る感染症には、こんなものがあります
●食中毒
細菌やウイルスが口から入ることで、腹痛や下痢、嘔吐、発熱、脱水などを引き起こす。
●りんご病
ヒトパルボウイルスB19が原因。頬に赤い発疹があらわれてに真っ赤になり、次に手足に網目状などの発疹が表れる。妊婦がかかると早産、流産の原因になることも。
●風疹
感染から14~21日後に発熱や発疹、リンパ節腫脹などがあらわれる。妊婦がかかると先天性風疹症候群の子どもが生まれる可能性がある。
●麻疹(はしか)
麻疹ウイルスによる。感染力が強い。高熱やせきなど風邪に似た症状が続いた後、口の粘膜に白い発疹が出て、赤い発疹が全身に広まる。
●そのほか、おたふく風邪、水ぼうそう、ロタウイルス胃腸炎など
まずは手洗いが重要です!
「感染症予防は手洗いから始まる」と言われるほど、手洗いは重要です。いつも以上にこまめに手洗いをするように心がけて。
【手洗いのタイミング】
・外出から帰ってきたあと
・お掃除のあと
・料理で生モノを触ったあと
・ガーデニングや庭いじりのあと
・上の子のお世話をしたあと など
生の食べ物は避けましょう
食材にはウイルスや寄生虫が潜んでいることがありますが、しっかり加熱すれば、ほとんどの場合死滅して無害に。特に食材が傷みやすい夏場は、しっかり食材に火を通して生食は避けましょう。
調理器具は徹底して衛生管理を!
生食を避けても、まな板や調理器具から感染してしまう事も。まな板は生の食材を切るものは使い分けるのがGOODです。1つのまな板を使う場合は、洗浄だけでなく除菌消毒も心がけましょう。まな板を除菌するときは、ふきんも一緒にキレイに。スポンジは使うたびにしっかり洗い、しっかり乾かすように気をつけて。
消毒は「次亜塩素酸ナトリウム」入りがおすすめ◎
食中毒の原因となるノロウイルスなどは、実はアルコールが効きにくいもの。アルコールよりも「次亜塩素酸ナトリウム」が有効です。調理器具の消毒には、次亜塩素酸ナトリウムが入っているものを選びましょう。
外出時はマスクをお忘れなく
妊娠中はなるべく人ごみを避けたいですが、どうしても出かけないといけないときやバスや電車などに乗るときは、なるべくマスクを着用するのが◎マスクを外すときは、外に向いている面はなるべく触らないように気をつけてはずし、その後は必ず手を洗うようにしましょう。