マタニティ(妊娠中/産後)
2016.01.19
妊婦さんの腰痛対策に!「骨盤ベルト」の正しい付け方
マタニティお役立ちコラム【妊婦さんの腰痛対策に!「骨盤ベルト」の正しい付け方】ナチュラルサイエンスのfor Mama & Kids Smileでは、ベビーやキッズ・マタニティ・美容や健康に関する役立つコラムを皆さまにお届けしています。
妊婦さんの腰痛対策に!「骨盤ベルト」の正しい付け方
多くの妊婦さんを悩ませる「腰痛」。「どうにも腰がしんどい…」という妊婦さんのために、助産師さん直伝のケア方法をご紹介!さっそく今日からケアを始めましょう♪
妊娠中は筋肉やじん帯が緩むことで、腰痛などのトラブルが起こります
妊娠すると、リラキシンというホルモンが分泌されます。このホルモンは、筋肉やじん帯を緩ませ、それによって骨盤を緩めてお産がしやすくなるようします。そのため、妊娠中は内臓が重力によって下垂しやすく、その影響で便秘や尿漏れ、腰痛などのトラブルを引き起こしやすいのです。
腰痛に悩む妊婦さんには、「さらし」「骨盤ベルト」が強い味方に!
そのため腰痛改善には、さらしや骨盤ベルトで骨盤をサポートしてあげるのが効果的。妊婦帯などおなかをすっぽり包むタイプのものは、おなかの下を支えるもの。腰痛に悩む妊婦さんは、まず「骨盤を支える」という点を重視してアイテムを選ぶのがいいでしょう。
巻き方だって大切!骨盤の支えになるように巻きましょう
アイテム選びの次は、「巻き方」。実は、多くの妊婦さんがちょっと高めの位置に巻いていることがほとんど。さらしや骨盤ベルトは、骨盤の支えとなるように、正しい位置に巻くことがとても重要となります。
正しい位置は、おしりの一番大きな部分に合わせること。おしりから前に向かって、骨盤の下側を支えるように巻くのがポイントです。
強く巻きすぎはNG!違和感がないくらい軽く巻くのがポイントです
骨盤を支えようとしっかり巻きたくなりますが、強く巻きすぎると血行不良を引き起こすのでNG。巻くときにキュッとおしりに力を入れて引きしめてから 軽く巻くと、ちょうどいい強さで巻くことができます。「こんなに緩くていいの!?」と最初はびっくりするかもしれませんが、1日巻いていても違和感がないぐらいに使うのがベストの強さです。
寝た状態で巻くとさらに◎
オススメの方法は、まずはベッドなどに横になり、立ち膝にしておしりの下にクッションを置きます。そのままひざを気持ちいい範囲で左右に何度か倒しましょう。その後腰を浮かして、先ほど紹介したのと同じようにおしりに力を入れて正しい位置に巻きます。
こうすることで、骨盤がほぐれて正しい位置に整い、下垂した内臓もちょうどいい位置に戻ります。その状態で骨盤をサポートできるので、より効果がアップします。
はずすときも寝た状態がベスト!または立ちひざで
はずすときも、立ったまま一気にはずすと支えがなくなり重力で「ドンッ」とおなかが落ちてしまいます。寝た状態、または立てひざになり、巻いたときと同じようにキュッとおしりを締めてからゆっくりとはずしましょう。
どうにも腰がつらいとお悩みの妊婦さん、ぜひ参考にしてくださいね♪