マタニティ(妊娠中/産後)
2021.06.08
3度おとずれる、バストのしぼみ だから5分のバスト&ボディケア
3度おとずれる、バストのしぼみ だから5分のバスト&ボディケア
長引くコロナによる不安もあり、日本だけでなく米国でも出生率が減っているとの記事を新聞で目にしました。
とはいえ、私のまわりでは今年出産済み、予定の方々がいて、自分のことのように嬉しく思います。
そこで、出産後の授乳をしている方や、卒乳したみなさんに伝えたいのです。
「バストは3度しぼみます! 」
……3度???
その時期は以下の3つです。
1) 授乳後
2) 肌のたるみを感じたとき
3) コロナの今
ひとつめのバストのしぼみは、「授乳後」
私の経験はもちろん、ママ友や取材させていただいた読者の方々のお話を伺うと、
「授乳でバストがしぼんだし、トップが黒ずんだのがショック……」というコメントが目立ちました。
確かにそうですよね。
妊娠中から産後は、1年~2,3年、バストは子どもに授乳するために、(うれしいくらいに)ふくらみます。風船から空気が抜けていくと、しわしわになるように、バストも授乳が終わればしぼむのは理解できます。 それに、かわいい子どもが一心不乱に一日に何度もおっぱいを吸うのです。ふくらむ→吸引を繰り返し、バスト表面の皮膚はのびたゴム状態。
私の場合、長女のときは吸ってうれしそうな顔をする姿がかわいすぎて3年、授乳をし続けた結果、バストは干しぶどうのようにしぼみ、バストトップは1.5倍伸び、黒ずみがとても気になるようになりました。 そんな自分の姿にがく然とし、「もう温泉は行けない」と後ろ向きになったにも関わらず、次女のときもやっぱり吸う姿がかわいくて、懲りずに結局1.5年、授乳をしていました。もちろん、バストの恐怖はふたたび訪れました……。
だから、妊娠中(産後の方は今すぐに)からぜひバストケアをしてください!!!
巨乳の友人は妊娠中からバストにシートマスクを貼り付けていましたが、それだとすぐに服を着られないので、バスト専用のスキンケアがおすすめです。さらに言えば、ハリ感と黒ずみケアが同時にできるエッセンスですと、しぼんだバストがふっくらと、黒ずんだバストトップも目立たなくなります。
ふたつめのバストのしぼみは「肌のたるみを感じたとき」
肌は、頭皮から顔、デコルテ、バスト、下半身とすべて一枚でつながっています。頬のたるみが気になったときは、じつはバストもたるんでいるのです。
バストに触れたとき、ハリよりも柔らかさを感じませんか?
バストの丸みが、滑走路のように直線になっていませんか?
お顔のケアと同じように、バストのケアも大切です。
みっつめは、「コロナ禍の今」
外出が減って、運動不足になり、PCやスマホに向かうことが増え、つい猫背になっていませんか?
すると血流が悪くなり、コリを感じるようになり、バストのハリや透明感に影響します。
かちこちのバストをマッサージすると、バストにふわりとした丸みと透明感がでてきますよ。
……顔やボディ用のアイテムをそのまま使っても大丈夫?
そんな質問をよく受けますが、バストには支える役割のあるクーパー靭帯がはりめぐらされ、皮膚も薄くデリケート。だから、アイケアと同じようにバスト専用ケアアイテムを使うことは大切なのです。 さらに、エイジングサインのでやすいバスト周辺のデコルテ、首筋まで塗ると、全体的にトーンアップします。
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塗り方は、ハリも透明感もコリもほぐせる一石三鳥のプロセスをご紹介します。
1.手のひらにのばします。少し温めると、バストにつけたときに、まるで、スチームエステを受けているような心地よさ!
2.重力でバストは下垂するので、みぞおちのあたりから上へ向かって、バストのまわりに円を描くように、首筋までエッセンスをすべらせます。
3.バストも意外とこるものです。手の指を「熊手」のようにして、脇下からバストに向かってバストを寄せるようにスライドさせると、バストのコリもすっきり。
バストまわりがほぐれると、血流がよくなり、透明感が高まって全体がピンク色に、さらには質感までふっくらしてきます。
じつは触れられることを望んでいる自分を癒すボディマッサージ
……さて、これで終わりではありません! さきほども触れましたが、コロナ禍、外出が減って、オンライン生活になりました。 スマホやPCに向かうおうち時間が増えると、気になるのが猫背と運動不足です。 呼吸は浅くなり、丸い姿勢で血行不良、運動不足でボディラインもゆるんできていませんか? 少なくとも、私はコロナ生活になり、バストもボディもたるみましたし、セルライトも気になるようになりました。
コロナ生活や産後、ゆるんでたるんだボディの脂肪や筋肉はストレッチや筋トレでアプローチできますが、表面の皮膚はやはりコスメの力が偉大です。
引き締め効果の高いボディエッセンスを、コロナ猫背が気になる方は背中の盛り上がりやお腹、太もも裏に。産後のたるみが気になる方は、産後6ヶ月が勝負!お腹だけでなく脇腹にもしっかりとくるくると円を描くように塗り込みましょう。セルライトが気になる太ももやひざ、二の腕はつまむように、もみ出すと効果的です。
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バストやボディに触れるって、とっても大切なことなのです。ボディメイクのためだけでなく、癒しにもつながるから。大好きなひとに、頭をなでてもらうと安心するように、自分の肌に触れてマッサージすることは、セルフメディケーションにもつながります。 おうち時間が増えた今、おうちケアを重視する人が増えています。毎日のケアにプラスして、バストとボディをケアしてみませんか?
美容ジャーナリスト
鵜飼香子
profile
広告制作、集英社の美容誌MAQUIAの編集者を経て、現在は美容ジャーナリストとして活動しながら、大学院で経営学・マーケティングを学んでいる。毎月150もの新製品を試し、分析してきた経験から、女性誌やブランドサイトにて、美容法をアドバイスしたり、化粧品のアドバイザーやコンサルティングなどを行う。2児の母として、効率化とエンタメ性あるビューティを心がけている。