マタニティ(妊娠中/産後)
2015.10.29
「なかなか出ない」と悩む前に…おっぱいの出るしくみを知っておきましょう!
マタニティお役立ちコラム【「なかなか出ない」と悩む前に…おっぱいの出るしくみを知っておきましょう! 】ナチュラルサイエンスのfor Mama & Kids Smileでは、ベビーやキッズ・マタニティ・美容や健康に関する役立つコラムを皆さまにお届けしています。
「なかなか出ない」と悩む前に…おっぱいの出るしくみを知っておきましょう!
がんばって赤ちゃんを産んだ直後、多くのママが「なかなかおっぱいが出ない」という不安を抱えます。実は、おっぱいは出産と同時にたくさん出るわけではないのです!出産後に悩まないよう、今のうちにおっぱいの出る仕組みを知っておきましょう。
おっぱいは出産後に出るホルモンの影響で作られます
お産が終わりママの体から胎盤がはがれると、体の中でプロラクチンというホルモンがどっと分泌されます。このホルモン、妊娠中は主に乳腺の発達を促していましたが、出産後は乳汁の分泌を促します。これにより、出産と同時におっぱいが出るようになるのです。
出産と同時に、おっぱいも一気にたくさん出るわけではありません
出産と同時におっぱいが出るようになるのは確かですが、ひとつ知っていてほしいのは、いきなりたくさん出るわけではないということ。初めてお産を終えたママの中には、想像していたようにおっぱいが出ずに不安になってしまう方が多くいます。
おっぱいは「空にする」ことでどんどん量が出るようになります
おっぱいは、乳汁が外に出されておっぱいが空になることで次々と作られ、どんどん乳腺が発達していきます。つまり最初に量が出ないのは当然のことで、赤ちゃん にどんどん飲ませることによって量が増えていきます。初めての授乳で「なかなか出ない、どうしよう!?」と、不安になることもると思いますが、どんどん赤ちゃんに飲ませていきましょう。
お産後から頑張っておっぱいを飲ませてあげましょう
乳汁の分泌をうながす「プロラクチン」は、おっぱいを出さないと約2週間で非妊娠時と同じくらいの量になってしまいます。おっぱいが出ないからと言って母乳をのませる回数が少ないとあっという間に出が悪くなってしまいます。吸わせていれば何とか出るようになることもありますが、一度出にくくなると挽回がとても大変!初めてのお 産の後はとても疲れていると思いますが、入院中から積極的におっぱいを飲ませてあげるようにしましょう。
入院中に病院のスタッフに赤ちゃんが母乳をのめているかを確認しておくと◎
どんどん量が増えていくとはいえ、ママは「おっぱいが足りているのかな?」と不安になるものです。一度退院すると、気になった時にすぐおっぱい外来にいくの もなかなか大変。ぜひ入院中に乳汁が有効に飲みとられているかスタッフに確認しておきましょう。退院後はお住まいの保健所などに相談するといいでしょう。
ママの不安は赤ちゃんに伝わってしまうもの。おっぱいについて悩みすぎてしまわないように、ちょっとだけ知識を頭に入れておいてくださいね♪