キッズ(子ども)
2014.05.22
この頃気になる事、それは子どもたちの厚着です
キッズお役立ちコラム【この頃気になる事、それは子どもたちの厚着です】ナチュラルサイエンスのfor Mama & Kids Smileでは、ベビーやキッズ・マタニティ・美容や健康に関する役立つコラムを皆さまにお届けしています。
今日は、この頃気になることを書きます。それは子どもたちの衣服についてです。子どもたちの肌、春夏はもちろん、秋冬でもあせもや肌が蒸れることでおこるトラブルが増えています。
特に1歳ぐらいまでは風邪をひかせないように、おなかを冷やさないようにとしっかり衣服を着せていませんか?日頃、大人よりたくさん服を着ている赤ちゃんをよく見かけます。ぐずっている赤ちゃん、実は暑くてご機嫌が悪いことがよくあります。
目次
子どもは大人よりもとても暑がり!
子どもは風の子、大人は火の子と昔の人は言っていました。子どもは大人よりも体温が高く、代謝が盛んなのですぐに暑くなってしまいます。できるだけ体温が高くならないように大人より1枚少ない衣服を心がけましょう。
「寒くないかしら?」より「暑くないかしら?」を気にしてくださいね。多くの子どもたちは着すぎのように思います。
服は重ね着をすると服と服の間の空気の層が温かくなります。夏に肌着と服の2枚を着せると、1枚の時よりだいぶ暑くなってしまいます。肌着を着なくてもTシャツに半ズボンだけでOKです。重ね着はしないようにしてくださいね。
また、ノースリーブやタンクトップは脇の汗を吸わないので、かならず袖のあるタイプを着せてください。夏用でアミアミネットのような涼しいといわれている肌着を売っていますが、網状の肌着だと肌にうまく接触できていないところが出来てしまいます。接触していないと汗をきちんと吸ってすれないので逆にあせもになりやすいことも。肌にやさしい、汗をすって蒸れにくい生地の肌着を選びましょう。
夏は短肌着のみでOK!
秋冬は短肌着の上に薄手の長そでの服を重ねて
服は重ね着をすると服と服の間に空気の層ができて暖かいので、秋冬は薄手の服でも重ねると暖かくなります。薄手を重ねるとちょっと動いて暑くなったらすぐに脱ぎ着をさせられるのでおすすめです。
子どもは体温調整をおなかと手足とでしています
子どもは大人のように首が長くないので、首での体温調整はできず、首はマフラーを巻いているぐらいに暑くなりやすいのです。さらにおしりにはあたたかなオムツをしているのでですからお腹の放熱を邪魔する衣服は、体温を上げ過ぎて、あせものもとになります。
4か月過ぎたらロンパースではなく短肌着やTシャツに短めのズボンがおすすめです。腹巻、お腹が出ないような腹巻付ズボン、ゴムがしっかりしているズボン、足までつながっている服、あたたかい帽子、レッグウォーマー、あたたかい靴下、外出時のコート、がっちりとガードする抱っこ紐、防水シーツなど。汗は体温が高くなり、体を冷やす必要があるときに出てくるものです。
ですから汗をかく時はこどもたちは暑がっているということです。寒いよりも暑いかを気にしてください。衣服の着せすぎが、あせもや肌を蒸らして肌トラブルの原因になることが多くあります。
夜はパジャマに着替えて寝かせましょう
子どもたちも赤ちゃんの時からパジャマに着替えさせてください。パジャマを着せないで夜も昼の衣服を着せているお子さんの話をよく聞きます。ぜひ上下別の長そでの薄手パジャマで寝かせてください。朝は、日中の服にお着替えを。その時に顔と体を清拭してから保湿のスキンケアをすると肌トラブル予防にもなりますよ。
授乳時の子どもは暑くなりがち
赤ちゃんは、おっぱいやミルクを飲む時は大仕事。とても体力を使い、体は暑くなります。また、おっぱいは温かいのでそれを飲んだ赤ちゃんの体温は上がってきます。授乳時はさらに暑いと思ってください。
体温を下げて寝た方が深く眠れること、ご存じですか?
実は不眠症の方は体温が高めです。子どもたちは眠くなると手足が温かくなりますが、それは、手足から熱を発散して体温を下げて快適に眠ろうと体が働いているからです。
子どもの手足があたたかいのは眠たい時か、熱がある時。それ以外こどもの手足は冷たくて大丈夫。それなのに夜、暖かい服を着せたり、湯たんぽや暖かい布団に入れたり、腹巻をしたりすると逆に良い眠りにつくことが出来にくくなります。さらに、厚着で寝かせると、汗をかいてしまいます。汗は体温が高すぎる時に体を冷やして体温を下げようとかくものです。夜、寝ていて汗をかくということは着せすぎ、温めすぎのサインです。
湯冷めをするからと、お風呂から出てすぐに寝かせないでください。お風呂から出たら、少し体温が下がってから布団で寝かせてくださいね。
あせも対策のためにも着せすぎは注意して!
私たち女性は冷え性の方が多いので寒く感じやすいのですが、子どもは体温が高く暑がりです。暑がりの男性より暑がりだと意識して、洋服選びをしてくださいね。