キッズ(子ども)
2014.06.04
アトピー性皮膚炎やアレルギーのもと、「ダニ」の対策をしましょう
キッズお役立ちコラム【アトピー性皮膚炎やアレルギーのもと、「ダニ」の対策をしましょう】ナチュラルサイエンスのfor Mama & Kids Smileでは、ベビーやキッズ・マタニティ・美容や健康に関する役立つコラムを皆さまにお届けしています。
アトピー性皮膚炎やアレルギーのもと、「ダニ」の対策をしましょう
いよいよ梅雨入り目前。洗濯物がなかなか乾かずにおってしまったり、肌もベタベタしてゆらいでしまったり・・・なにかと問題の多い季節ですね。実は「ダニ」もそのひとつ。梅雨の時期は気をつけないと、いつの間にかダニが大繁殖してしまいます!
ダニはアトピー性皮膚炎やアレルギーを引き起こします!
6月は気温も湿度も急に高くなり、ダニにとっては天国のような季節になります。ダニは、肌につくとアトピー性皮膚炎や肌トラブルを引き起こし、吸い込むと喘息などのアレルギーを引き起こすやっかいもの。生きているダニはもちろん、ダニの唾液やふん、死骸などもアレルギーのもとになります。
ダニにとっての「天国」!?この時期はおうちのダニ対策がマストです
アレルギーのもと(アレルゲン)になるのは、目に見えないほど小さなチリダニです。ダニは人のアカやフケ、食べこぼしなどをエサに生きています。湿度の高くなる6月頃から増え始め、発生のピークは7~9月頃。ダニにとって快適な環境である家の中では、残念ながら1年中生きているから厄介ですね。
特に多い場所は、布団、じゅうたん、布製ソファー、ぬいぐるみ、クッションなどです。本格的な梅雨が始まる前に、早速今日から家のダニ対策を始めませんか?
ダニの快適な環境(この条件がそろうとダニは繁殖してきます!)
① 適度な温度 20~30℃
② 適度な湿度 50~70%
③ えさ ほこり、カビ、アカ、食べこぼしなど
ダニのアレルゲンは水ぶきや洗濯でオフ!
ダニのアレルゲンの特徴は「水溶性」で「熱に弱い」ということ。お洗濯やお湯を使った床の水拭きにより、多くのアレルゲンを除去できます。部屋を片付けておくと、こまめに掃除もしやすくホコリもたまりにくいのでオススメですよ。
2ステップで布団のダニとさようなら!
1.布団の湿気を取り除く
布団は湿度のたまりやすい所。晴れた日はできるだけ天日干しや布団乾燥機で乾燥させます。(花粉やチリ、PM2.5が飛んでいる時は、外に布団を干すのは避けましょう。)
2.掃除機で表面に付着したダニやダニの死骸を吸い取る
布団のダニは叩いてもなかなかとれません。干した後は、ゆっくり丁寧に掃除機をかけて表面のダニや死骸を吸い取ります。
布団や枕の中に潜むダニ対策には、カバー選びが大切です
かけ布団やマットレス、枕のカバーは、ホテルのシーツのように目の詰まったダニが通れないカバーがオススメです。ガーゼ等のカバーは目が粗く、ダニが上がってきてしまいます。
旅行の外泊先などで外泊する時は、バスタオルを枕にぐるぐると巻きにするとGOODです。ダニは何枚か重ねたバスタオルを通る事はできません。また、布団の顔まわりにはバスタオルを簡易カバーとしてつけておくのもいいですね。クリップでタオルの四隅を止めておくと便利ですよ。
部屋の掃除は頑張って!!毎日換気も忘れずに。
ダニ対策にこまめな掃除は欠かせません。部屋は掃除機をこまめにかけてください。ゆっくり丁寧にかければ、きちんとダニを吸い取ることができます。掃除機のごみはその都度捨てるようにしましょう。
家具の選び方にも注意を払って
部屋にあるものにも注意を払うことで、ダニの繁殖を抑えることができます。
カーテン
ホコリがたまりやすい、意外な穴場です。こまめに洗いましょう。ぬいぐるみ
不要なものは部屋に飾らないことがオススメです。ぬいぐるみを買う時は丸洗いできるものを選んで、こまめに洗濯することも忘れずに。じゅうたん
アトピー性皮膚炎やアレルギーのある方は、じゅうたんは使わない方がGOODです。どうしても使う場合には、こまめにお掃除を。畳の上にじゅうたんを重ねて使うとダニの住処になりやすいのでやめましょう。ソファー
布製ソファーは、ダニの住処になりやすいのでできれば避けて。アトピー性皮膚炎やアレルギーのある方は、できるだけ合成皮革や皮製のものを選ぶのがオススメです。たたみ
「たたみは大丈夫」と思われがちですが、たたみも注意が必要です。アトピー性皮膚炎やアレルギーのある方には、防ダニたたみがおすすめです。通常のたたみの場合、毎日換気をこまめにして、丁寧に掃除機をかけてください。
家のちょっとした工夫と努力で多くのダニアレルゲンを除去できます。ぜひ参考にしてみてくださいね。