美容
2020.05.12
2020年、美白のグローバルトレンドは敏感肌目線で選べる「おもいやり美白」
2020年、美白のグローバルトレンドは敏感肌目線で選べる「おもいやり美白」ナチュラルサイエンスのfor Mama & Kids Smileでは、ベビーやキッズ・マタニティ・美容や健康に関する役立つコラムを皆さまにお届けしています。
どんな美白コスメを選べばいいかわからない……。
そんなご相談をたびたび受けます。とくに敏感に傾きやすい肌だと、「効果がある分、刺激も気になる」といったイメージをもたれがちな美白コスメは、選ぶ段階から慎重になりますよね。
しかも敏感肌は、肌の炎症が起きやすく、くすみやエイジングサインがでやすいのも特徴です。
ここで、敏感肌にうれしいお知らせです。
今、「心地よさ」というキーワードがコスメにもファッション、車まで、さらには生き方にも反映されるようになっています。最先端の技術や高い効果を持ちつつ、「無理やり肌を白くする」のではなく「肌が本来持つちからを活かしながら透明感をもたらす」方向が美白コスメの主流となっています。
加えて、シミのできるルートを一点だけでなく、あらゆる方向からアプローチして、透明感を底上げしていくのも2020年の美白の特徴です。
白さだけを追求する不自然な美白ではなく、透明感と血色感を引き出す健やかなアプローチ。
肌本来のもつ美しさとやさしさが宿る肌が、美白ケアで叶います。
敏感肌にとって、夏の紫外線との付き合い方、コスメの選び方もポジティブなものになりうるのではないでしょうか。
では、美白コスメを選ぶポイントと、おすすめの使い方とは?
ポイント1
敏感肌にはストレスから守るバリアを。
敏感肌はもともとバリア機能が不完全で、紫外線の影響を過度に受けがちです。そのため、まずすべきはUVプロテクト。バスケットボールでもラグビーでも将棋でも……どんなゲームでもディフェンスがしっかりと強ければオフェンスも生きてくるように、守ることはお肌にとっても第一優先事項です。
敏感肌はなるべく肌にふれる摩擦を減らしたいため、スキンケアでUVケアができる乳液UVなどを活用しましょう。やわらかいミルクのテクスチャーは、敏感に傾いた肌をまろやかに包んでくれます。塗るときは、手のひらに広げて、押しなじませるようにすると、摩擦が最小限に抑えられ、赤みがでにくくなります。
ポイント2
うるおい美白でエイジングケアまで。
透明感ある肌のベースはなんといっても保湿。うるおいと美白は切っても切れない関係なのです。肌が水分で満たされ、土台が整うと、ダメージを受けにくくなり、ハリや弾力も実感できるようになるはず。
うるおい美白ケアは、たっぷりのローションで頬はもちろん目もとや鼻の脇にも水分を行き渡らせること。そして美白とエイジングケアを両立させる美容液を取り入れることも効果的です。
紫外線を浴びやすい頬の高いところはもちろん、こめかみの周辺やおでこはうっかり日焼けが多いので、このゾーンにもお忘れなく。
ポイント3
シミルートに全方位でアプローチ。
目に見えるシミや、もやっとした待機シミが気になる場合は、エイジングが進んでいるため、毛穴やたるみの悩みも併せ持っていることが多いものです。
そのため、集中的にケアする美容液を日々のお手入れに組み込んでください。
さらに、シミができるルートを、メラニンができる段階、メラニンが移動する段階……と段階的にケアできると、シミが表面化したり、これ以上濃くなるのを防いでくれます。
シミはなにより刺激によって濃くなります。塗るときは、そっとやさしく、トントンなじませるように、がポイントです。
透明度が高く、やわらかく光を反射する肌は、その人の印象までやさしく見せてくれます。大人の敏感肌は、物理的な刺激や内外ストレスでくすみやすい状況にあるため、本格的な夏より先回りして美白ケアしておきましょう。
美容ジャーナリスト
鵜飼香子
profile
広告制作、集英社の美容誌MAQUIAの編集者を経て、現在は美容ジャーナリストとして活動しながら、大学院で経営学・マーケティングを学んでいる。毎月150もの新製品を試し、分析してきた経験から、女性誌やブランドサイトにて、美容法をアドバイスしたり、化粧品のアドバイザーやコンサルティングなどを行う。2児の母として、効率化とエンタメ性あるビューティを心がけている。