美容
2020.08.04
夏の汗、皮脂、マスクの蒸れ……それでもメイクを崩さない3つの理由。
美容お役立ちコラム【夏の汗、皮脂、マスクの蒸れ……それでもメイクを崩さない3つの理由】ナチュラルサイエンスのfor Mama & Kids Smileでは、ベビーやキッズ・マタニティ・美容や健康に関する役立つコラムを皆さまにお届けしています。
今夏の肌は八方ふさがり。例年以上の暑さによる汗、毛穴をふさぐ皮脂、マスクの中のスチーム状態……。
気分まで滅入ってしまいますよね。そんな状況でも、メイクの仕上がりを美しいままキープできる方法があります。
ポイントはこの3つ。
・ベースメイクの塗り方
・スキンケアのスキップ
・朝のクレンジング
ではさっそく、朝のベースメイクとスキンケアのポイントを紹介していきましょう。
「ベースメイクの塗り方」は限りなく薄く、そして涼しい環境で。
まず、ファンデーションは、薄く、薄く、重ねましょう。
2度繰り返したのは、「薄く塗ったつもり以上の薄さ」を心がけて、ちょうどいいからです。
下地にファンデーションにフェイスパウダーと、重ねるプロセスと厚みが増すにつれ、メイク崩れはしやすくなります。
シミや毛穴など、カバーしたくなる部分はついファンデーションを塗り重ねてしまいがちですが、かえって崩れの原因になってしまいます。
皮脂を吸収し、ベタつきがちな肌をさらりと仕上げてくれるパウダーファンデーション、フェイスパウダーは、夏肌のマストアイテムです。
塗るときは、力を抜いてパフやスポンジを持ち、肌に軽く触れるほどの圧力で肌の上をすべらすと、素肌感はそのままに、肌に均一にフィットします
さらに、快適な温度・湿度の環境下でメイクすることは大前提です。
朝の入浴後すぐやエアコンの効いていない室内だと、汗腺から汗がふきだし、メイクを塗った瞬間から崩れてしまいます。
例えば、朝の入浴はすっきりして気持ちのいいものですが、全身の巡りがよくなっている代わりに、汗もでやすくなります。外出の時間までに余裕を持って入浴をすまし(私は直前でバタバタ、さらに滝汗……という経験を何度もしました。。。)、肌が落ち着き、ひんやりとした状態でベースメイクを行うと肌へフィットします。
それでも汗をかいてしまうときは、保冷剤を首もとや脇にはさみながらメイクをすると、顔からの汗が不思議とストップ。首から下を冷やすというのは、よく女優さんが真夏のロケでする裏技で、効果てきめんです。
この夏はマスクが欠かせず、メイク崩れが気になる方も多いと思いますが、「冷やしながら薄く重ねる」→「仕上げにパウダーでフィックス」、この方法だと崩れにくくなりますのでぜひお試しください。
もし崩れた場合は、ヨレを指でなじませてパウダーを薄く重ねればOKです。ヨレたまま重ねると、さらに大きく崩れるのでご注意を。
3wayミルクで「スキンケアのスキップ」を。
ふたつめのポイントは、夏のスキンケアはマルチプルなアイテムで、プロセスを減らす、ということです。
実際に私が「この製品にであえてよかった!」と感動したのは「モイストUVシールド」です。保湿力が高くSPF32/PA++のUVカット効果も、そして肌をもっちりとなめらかに整える下地効果もあるので、スキンケアプロセスを2工程減らすことができました。
すると、暑さで気だるい朝でも、お手入れの時間と手間を省くことができます。余裕ができると今度は、ていねいに肌になじませていくので、塗りもれもなく、肌も好調になりメイクのりもいいんです。
日焼け止め効果のあるミルクは、1本あると、忙しい朝でもとても便利ですね。
「朝のクレンジング」で鼻テカ、くすみから解放される
朝にクレンジング? そう思われた方も多いかもしれません。
あえてぬるま湯ですすぐだけ、洗顔を部分的に行う、という乾燥肌や敏感肌の方もいらっしゃるのではないでしょうか?
私もそういう時期がありました。
けれども、毛穴に黒い角栓、Tゾーンのテカリ、ファンデーションのよれなど、日中のストレスがいつもつきまとっていました。
しかし皮膚の専門家やメーカーの研究者への取材を重ねて、「夜眠っている間に出た酸化した皮脂をしっかり落とす」ことは重要だと思い直します。
なぜなら、皮脂やほこりや汚れが肌に付着した状態でメイクをしても、美しい仕上がりはもちろん、日中のキープが難しいと、皮膚科学的に理解したからでした。
夏の朝のおすすめは、ジェルクレンジングです。
みずみずしく、うるおいをたっぷり含んだジェル。適度な厚みがあって、クッション性があり、とにかく心地いいんです。
暑さでだらけがちの肌を、しゃきっと目覚めさせ、まっさらに整え、水分で満たしてくれます。
ぜひ、クレンジング後に、指で鼻筋や頬に触れてみてください。
おわりに
つるつる、すべすべ、もっちり感。
表面がなめらかであるほど、ベースメイクとのフィット感が高く、崩れにくさが増します。
ぜひ美しく快適な夏をお過ごしくださいね。
美容ジャーナリスト
鵜飼香子
profile
広告制作、集英社の美容誌MAQUIAの編集者を経て、現在は美容ジャーナリストとして活動しながら、大学院で経営学・マーケティングを学んでいる。毎月150もの新製品を試し、分析してきた経験から、女性誌やブランドサイトにて、美容法をアドバイスしたり、化粧品のアドバイザーやコンサルティングなどを行う。2児の母として、効率化とエンタメ性あるビューティを心がけている。