ベビー(赤ちゃん)
2023.04.05
赤ちゃんの頭のニオイ・白いカス・カサつきの原因は? 頭皮トラブルの予防と対策
ベビーお役立ちコラム【赤ちゃんの頭のニオイ・白いカス・カサつきの原因は? 頭皮トラブルの予防と対策】ナチュラルサイエンスのfor Mama & Kids Smileでは、ベビーやキッズ・マタニティ・美容や健康に関する役立つコラムを皆さまにお届けしています。
生まれたばかりの赤ちゃんは新生児と呼ばれ、頭皮とおでこがベタつきがち。これはママからもらったホルモンが影響するためで、ブツブツトラブルが起きやすくなっています。
赤ちゃんを頭皮トラブルから守ってくれるのは毎日のシャンプー。きれいに洗って清潔に保つことがいちばん大切です。
こうした赤ちゃんならではのメカニズムや、頭皮トラブルの原因と対処法を学んでおけば、いざというとき慌てずに対処できますよね。
大切な赤ちゃんのために、ぜひこの記事を読んでお役立てください。
目次
- 1.赤ちゃんの頭皮のニオイ、気になっていませんか?
- 2.赤ちゃんならではの頭皮のメカニズムとは
- 3.赤ちゃんの頭皮のフケ・カサつきは脂漏性湿疹?それとも乾燥?
- 3-1.皮脂が原因の場合に多い症状
- 3-2.乾燥が原因の場合に多い症状
- 3-3.皮脂が原因の場合、放っておくと「乳児脂漏性湿疹」になることも!
- 4.頭皮トラブルを防ぐ!正しいシャンプー方法
- 4-1.ベビー用ヘア専用シャンプーを使いましょう
- 4-2.かさぶたみたいに皮脂が固まっていたら?
- 4-3.しっかりと泡立てて指の腹でゴシゴシ洗う
- 4-4.シャワーでキレイにすすぐ
- 4-5.冬も毎日頭を洗いましょう
- 5.乾燥頭皮の赤ちゃんは、頭もうるおい対策を
- 5-1.赤ちゃんの頭の“うるおいケア”ポイント
- 5-1-1.『オリゴモイストシャンプーHS』に切り替えてみるのも◎
- 5-1-2.熱すぎるお湯に注意
- 5-1-3.赤ちゃんからOKの低刺激頭皮美容液でうるおい補給
- 6.専門医療機関の受診をするかどうかを見極めるポイントは?
- 7.正しい方法で赤ちゃんの頭皮の白いカスを対処しよう
赤ちゃんの頭皮のニオイ、気になっていませんか?
赤ちゃんの頭皮にある皮脂腺は体の約10倍もあり、頭皮の皮脂分泌が盛んで、ベタつきがち。脂っぽいにおいも落とし切れていない皮脂が原因であることが多いです。
季節を問わず、毎日1回しっかり頭皮の汚れを落としてあげると、頭皮のにおいは気になりにくくなります。赤ちゃんの「頭皮」はとてもデリケートです。トラブルも多く、「ベタつき」や「におい」のほかに、「黄色いフケ」「かゆみ」「カサつき」などの症状が起こることもあります。赤ちゃんの頭皮トラブルへの対策には、毎日正しい頭皮ケアをおこなうことが大切です。
赤ちゃんならではの頭皮のメカニズムとは
赤ちゃんの頭皮は、皮脂がとても多いのが特徴です。このため、毛穴に皮脂がつまりやすい傾向があります。
そもそも皮脂腺が多い頭皮やおでこは、ベタつきトラブルが起こりやすい部分ですが、赤ちゃんの成長とともにだんだん落ち着いてきます。それと同時に頭皮のトラブルもなくなるのが一般的です。
また、赤ちゃんの頭皮は皮脂分泌が活発な一方、新生児期以降は、赤ちゃんによっては頭皮が乾燥してくる子もいます。頭皮が乾燥するとフケやカサつきが出る場合もあるため、成長とともにこちらも注意しましょう。
赤ちゃんの頭皮トラブルの予防には、正しい頭皮ケアが大切です。毎日の正しいホームケアで赤ちゃんの健やかな頭皮を守ってあげましょう。
赤ちゃんの頭皮のフケ・カサつきは脂漏性湿疹?それとも乾燥?
赤ちゃんの頭皮トラブルで多いのが、「かさぶた、またはフケのようなものがある」、「ニオイやベタつきが取れない」というもの。ママやパパは逃避の乾燥によるトラブルと思うことが多いですが、実は多くの場合、これらは頭皮の皮脂をきちんと落とし切れていないために起こるトラブルだと考えられます。
肌が未熟で乾燥している赤ちゃんも、頭皮やTゾーンだけは皮脂分泌がさかん。きちんと皮脂汚れを落としきれていないと、それがかさぶたのようになって頭皮にこびりついてしまうのです。
ただし、なかには頭皮乾燥の影響でフケのような皮むけを起こしている場合もあります。次のチェック表で、赤ちゃんのフケ・カサつきの状態をチェックしてみましょう。症状が続くときはホームケアでなんとかしようとせず、お医者さんに見てもらうことが大切です。
皮脂が原因の場合に多い症状
□ 黄色い固まりがこびりついている
□ 髪の毛がベタついているように感じる
□ おでこや鼻にも同じような症状がある
□ 頭皮がにおう(脂っぽいにおい)
□ 新生児期に症状が出ている
乾燥が原因の場合に多い症状
□ パラパラと粉のようなカスが落ちることが多い
□ 頭から脂っぽいにおいはしない
□ 髪の毛にベタつきなどは感じない
□ 頭皮全体がカサついている
□ 秋~冬に症状が出ている
※あくまで目安です。すべての症状が当てはまるわけではありません
皮脂が原因の場合、放っておくと「乳児脂漏性湿疹」になることも!
皮脂の影響で赤ちゃんの頭皮にトラブルが起きている場合、放っておくと「乳児脂漏性湿疹」と呼ばれるトラブルを引き起こしてしまうことがあります。悪化しないうちに対策を行いましょう。毎日の正しいシャンプーで皮脂汚れをキレイに落とすことが大切です。
ベビー用ヘア専用シャンプーを使いましょう
ボディソープだと、頭皮の皮脂を落とし切れないことがあります。顔・体用よりも洗浄力の高い、頭皮専用のベビーヘアシャンプーを使うのがおすすめです。
ママ&キッズ ベビーヘアシャンプー
赤ちゃんの頭皮の汚れや余分な皮脂を、やさしく洗いあげるヘアシャンプー。リンス成分不使用なのに、細くてからまりやすい赤ちゃんの髪もしっとり。目や口に入ってももちろん大丈夫です。使い心地と泡切れの早さにもこだわりました。
ママ&キッズ キッズヘアシャンプー
頭皮の汚れや汗のニオイを、きちんと落としながら、保湿成分が地肌のうるおいをキープしてくれるキッズ用ヘアシャンプー。敏感肌の大人のシャンプーとしてもおすすめです。
ママ&キッズ オリゴモイストシャンプーHS
肌育研究の視点から生まれた、家族で使えるママ&キッズオリゴのヘアケアが、理想の頭皮環境に 導きます!頭皮と髪を健康に整えながら、強く美しい髪へと育てます。
かさぶたみたいに皮脂が固まっていたら?
黄白色っぽいかさぶた状の皮脂が、赤ちゃんの頭皮やおでこなどに固まってしまう場合があります。固まった皮脂対策のポイントは、ふやかして柔らかくすること。けっして、無理に剥がそうとしてはいけません。肌にやさしいクレンジング料やオイルを使って、入浴前に皮脂のかたまりを柔らかくしておき、そのあとでシャンプーを行います。
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ただし、ガッチリ固まったひどいかさぶたは、病院で相談しましょう。
しっかりと泡立てて指の腹でゴシゴシ洗う
大人が美容室でシャンプーしてもらうのと同じように、指の腹を使って赤ちゃんの頭皮をしっかりと洗いましょう。頭頂部のペコペコした部分(大泉門)も、強く押さなければ大丈夫。こわがらずに洗います。
シャワーでキレイにすすぐ
シャワーでキレイに流してください。水流が弱めのシャワーで、頭頂部からサーッとかけるようにすれば、赤ちゃんは自然に目を閉じ、鼻や耳にも水が入っていきません。
*赤ちゃんの耳を指でふさぐ必要はありません。
冬も毎日頭を洗いましょう
冬は汗をあまりかかないからといって、毎日頭をしっかり洗わないと、頭皮トラブルの原因になります。冬も1日1回、赤ちゃん用のヘアシャンプーを使って洗うことが大切です。
乾燥頭皮の赤ちゃんは、頭もうるおい対策を
一般的に頭皮の皮脂分泌の多い赤ちゃんですが、季節やケア方法、赤ちゃんの体質によっては、乾燥によってトラブルを引き起こすこともあります。
その場合は、皮脂を落とすケアよりも、頭皮のうるおいケアが大切。未熟でデリケートな顔や体と同じように、保湿を心がけましょう。
乾燥が原因の場合に多い症状
『オリゴモイストシャンプーHS』に切り替えてみるのも◎
乾燥頭皮の場合、「ママ&キッズ オリゴモイストシャンプーHS」がおすすめです。たっぷり入った保湿成分が、ゆらいだ頭皮にうるおいを与えながらやさしく洗いあげてくれます。生まれたての赤ちゃんから使えるので、は頭皮全体がカサついていたり、頭皮に白っぽいフケのようなものができている赤ちゃんはこちらを使いましょう。
熱すぎるお湯に注意
寒い時期は、シャワーの湯温を高めにしている方も多いはず。でも、熱いお湯は肌や頭皮の乾燥を招きます。赤ちゃんに最適な湯温は38~39℃。冬場も熱いお湯は避けましょう。
※皮脂トラブルが起きている赤ちゃんでも、同じく38~39℃が適温です。
赤ちゃんからOKの低刺激頭皮美容液でうるおい補給
顔や体と同じように、乾燥状態の頭皮には保湿成分によるうるおいケアが大切です。ただし、大人の頭皮用エッセンスは、薬効成分が多く配合されていたり、使用感をよくするためにアルコールや香料が多く配合されていたりすることも。デリケートな赤ちゃんの頭皮では、トラブルを起こしてしまうことがあります。赤ちゃんから使える低刺激頭皮用美容液を使いましょう。
おすすめは「ママ&キッズ ヘッドモイストエッセンス」。低刺激で赤ちゃんも安心の美容液。乾燥が気になるときにササッとつけるだけで、うるおってすこやかな頭皮に導いてくれます。もちろん、大人の方にもおすすめです。
ママ&キッズ ヘッドモイストエッセンス
頭皮の乾燥を防ぎ、フケ、かゆみを抑え、うるおいを与える美容液。紫外線ダメージや皮脂の酸化、抜け毛予防にも効果を発揮。産後のママやお子さま、男性にもオススメです。
専門医療機関の受診をするかどうかを見極めるポイントは?
基本的にかさぶたやかゆみ、赤みなどの症状が出たら、病院へ行くことをおすすめします。スキンケアは予防や肌をすこやかに保つために行い、肌トラブルが起きた場合は、病院で早めに診察を受けることが安心です。
たとえば、肌のカサつきが比較的軽い場合でも長引いているなど、気になる症状があるときは、放置せずに病院で診てもらいましょう。
正しい方法で赤ちゃんの頭皮の白いカスを対処しよう
赤ちゃんの頭皮は皮脂の分泌が活発です。目安としては生後3ヵ月くらいまでの赤ちゃんが皮脂トラブルを起こしやすいようです。一方、赤ちゃんの皮膚は未発達で乾燥しやすい面もあり、逆に頭皮が乾燥する場合もあります。
赤ちゃんの頭皮に白っぽいカスがつく原因は大きく分けて2つあります。一つは過剰な皮脂が固まってくっつくこと。もう一つは、頭皮が乾燥してフケ状の皮むけが起こる場合です。
皮脂が多くて頭やおでこがベタついているなら、ベビー用のヘアシャンプーで頭皮の汚れをきちんと落としてあげましょう。
頭皮が乾燥している赤ちゃんには、顔や体と同じように頭皮に保湿ケアをします。頭皮の白いカスの原因がベタつきなのか、カサつきなのかを確認して正しいケアをしてあげましょう。