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ベビー(赤ちゃん)

2014.04.17

寒さ対策の「厚着」が肌トラブルに…山本先生の診察見学レポート

寒さ対策の「厚着」が肌トラブルに…山本先生の診察見学レポート

ベビーお役立ちコラム【寒さ対策の「厚着」が肌トラブルに…山本先生の診察見学レポート】ナチュラルサイエンスのfor Mama & Kids Smileでは、ベビーやキッズ・マタニティ・美容や健康に関する役立つコラムを皆さまにお届けしています。

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寒さ対策の「厚着」が肌トラブルに…山本先生の診察見学レポート

山本先生の診察見学レポート第2弾です!

前回は見学の雰囲気と、山本先生流の診察スタイルを中心にお伝えさせていただきました。今回は特に印象的だった診察の様子をお伝えします。

冬や春にあせも!?ブツブツの原因は「厚着」が大部分!

2013年2月25日、2回目の見学のとき、初めての診察という6ヶ月の女の子とお母さんがいらっしゃいました。体に赤いブツブツが出始め、助産師さんやお医者さんからいろいろアドバイスをいただいても治らず…。山本先生の評判を聞いて、数カ月予約待ちでも診ていただきたいと受診されたそうです。

生後6ヶ月の赤ちゃんはロンパースに、その下の肌着もしっかりロンパースタイプを身にまとっています。そして赤ちゃんの首のシワを広げると真っ赤な線が。そう、この赤ちゃんはとっても暑がっていたのです。お母さんが悩んでいた赤いブツブツの正体は、湿疹ではなくあせもでした!!

シワにあった赤い線は、暑がっている証拠。いわゆる「蒸し焼き」のサインです!

お母さんたちは5分でいいから紙オムツをつけてみてください

2月の診察でも、あせもの赤ちゃん。実は珍しいことではないのです。

山本先生「赤ちゃんは4頭身で首は深いシワの奥。大人のように、スラリと伸びた手足や首から熱を逃せません。だからとても暑いのです。そして小さな体に大人と同じ数の汗腺があり、とっても汗っかき。その上、オムツは大変ポカポカなのです。お母さんたちも、大人用のオムツを5分でいいからつけてみてください。肌ざわりがいいのですが、熱がこもってその暑さにびっくりすることでしょう。ですから、赤ちゃんは4ヶ月を過ぎたら全身を包むようなロンパースはNGです。動いたらおなかが出ても気にしないで、肌着も短肌着、その上の服も上下別れたものを着せましょう。」

先生のおっしゃる通り相当暑がっていたのでしょう、診察のために裸になった赤ちゃんはとってもご機嫌になりました!赤ちゃんの厚着は、あせもや乾燥カサカサ肌などの肌トラブルの原因になります。皆さんも赤ちゃんの厚着には注意して、「暑がっていないか」を気にかけてくださいね。

ロンパース1枚でもこんなに暑くなる!(オレンジ~赤の部分は体温が上がった証拠です)

お薬を自己判断でやめてしまうことは、治療を途中で投げ出しているということです

赤ちゃんが寒くないようにとしていたことが肌トラブルの原因だと知り、ショックを隠せないお母さん。実は、お母さんのNG行動はこれだけではなかったのです。

お母さん「口まわりのカサカサ赤みで病院を受診し、保湿ケアの後にお薬を塗っていました。よくなったのでお薬をやめるとまたぶり返します。どうすればいいですか?」

これを聞いて山本先生はガックリ椅子から落ちそうになりました!皆さんには、このお母さんのNG行動がお分かりになりますか?

山本先生「お母さんは医師免許を持っていますか?どうして治ったとわかるの?目に見える症状が落ち着いても肌は治りきっていません。 お薬を勝手にやめるのは、治療を途中で辞めてしまうことです。

症状がぶり返してしまうのは、ある意味で当たり前の結果だったのですね。

赤ちゃんの時に肌トラブルを繰り返すと、ずっとトラブルの起きやすい肌に!

お母さんたちのほとんどは、なるべく赤ちゃんにはどんな薬でも長い間使いたくないと思っているようです。でも、その思いが逆効果となり、トラブルの起きやすい肌を作ることになっていたら、とても残念ですよね。お母さんたちはぜひお医者さんのアドバイスをしっかり守り、子どもたちの肌を治してあげてくださいね。

山本先生「肌トラブルを繰り返すと慢性化してしまいます。ずーっとトラブルの起きやすい肌になってしまうのです。症状が落ち着いたように見えても、お医者さんの指示した期間は薬を続けてくださいね。

先生の教えをもっと広めてください!!

そのお母さんは、目からウロコのアドバイスの山本先生のお話に思わず、「先生の教えをもっともっとたくさんの方に広めてください!もっと早く知りたかった!」と言われていました。

確かに……。

私たちはいつも山本先生のアドバイスをお聞きしていましたが、このお母さんの一言でどれだけ貴重な経験をさせていただいているかを改めて実感しました。

そして、先生の教えを少しでも多くの方にお伝えする努力が足りなかったと深く反省しました。このお母さんだって赤ちゃんの肌トラブルを早く治したいと、心から思っていたのです。ただただ、今まで正しい知識に恵まれる機会がなかったのでしょう。山本先生の教えを広く世の中にお伝えし、肌トラブルに悩む子を少しでも減らしていくこと。それが、ドクターではないけれどベビースキンケアのメーカーとして私たちにできる大切な役割だと感じました。

レジェンド山本先生の治療で、この子の肌が1日も早くすこやかになることを心から願っております。

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